光熱費の仕組みとは?
一人暮らしを始めると、家賃以外に毎月支払う「光熱費」の存在が大きくなります。光熱費とは、電気・ガス・水道などの生活に欠かせないエネルギーの使用料を指します。それぞれの料金の仕組みを知ることで、どの部分で節約できるかも見えてきます。
- 電気代、ガス代、水道代の仕組み
- 一人暮らしの一月あたりの光熱費
- 電気代、ガス代、水道代を節約する方法
- この記事を書いた人は?
現在大阪大学に通っている現役2回生です。学生目線で役に立つ情報を発信しています!
1. 電気代

電気代は基本料金と電力量料金と再生可能エネルギー発電促進賦課金の3つから成り立っています。基本料金は契約するアンペア数(電気の容量)によって決まり、電力量料金は使った電力量に燃料費調整額を燃料費の変動に応じて加算あるいは差し引いたものに応じて課金されます。
例えば、エアコンや電子レンジ、冷蔵庫などの家電が電気を使う主要なアイテムです。

注意なのが電気を全く使わなくても、基本料金を支払う必要があります。
出典:経済産業省ウェブサイト(https://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/electric/fee/stracture/spec.html)
2. ガス代

ガス代は基本料金と使用した量に応じる従量料金によって決まります。さらに、ガスには都市ガスとプロパンガスの2種類があります。一般的に、都市ガスの方がプロパンガスより安いとされています。ガスは主にお風呂やシャワー、調理に使われることが多いです。
3. 水道代

水道代もガス代と同じく基本料金と、従量料金に応じた料金で構成されています。地域によって料金が異なりますが、節水することで光熱費全体の削減に繋がります。水道はトイレ、シャワー、洗濯、料理など幅広い場面で使われます。
【参考】単身世帯あたりの光熱費
一人暮らしでどれくらい光熱費がかかるかを調査してきました。大学生限定では無いですが、まとめてみました。
以下のデータはすべて総務省統計局の「家計調査(家計収入編)2024年」参照
電気代
17,516÷3=¥5,838.7
ガス代
9,204÷3=¥3,068.0
水道代
6,063÷3=¥2,021.0
光熱費の抑え方
光熱費の仕組みがわかったところで、次は実際にどうすれば光熱費を抑えられるか、具体的な方法を紹介します。
1. 電気代を抑える方法
- 自分にあった電力会社を選ぶ:自由に契約できます。各会社は独自の様々な料金プランを提供しています。自分にあったプランを探すのはとても大切です。(参考)電気・ガス会社の選び方
- 省エネ家電を選ぶ: 家電を購入する際、消費電力が少ない省エネタイプのものを選ぶと、長期的に電気代が節約できます。冷蔵庫やエアコンは特に影響が大きいです。
- こまめに電源を切る: テレビやPCなどの家電は、使わないときにはコンセントから抜くか、スイッチ付きタップを使って電源を完全にオフにすることで待機電力をカットできます。
- LED照明を使用する: LEDは白熱電球や蛍光灯よりも消費電力が少なく、寿命も長いので、照明を変えるだけで電気代が節約できます。
- エアコンの使い方に工夫を: 冷房は外出時にはオフにし、暖房は室温が20度を超えないように設定するなど、エアコンの設定温度や使用時間を工夫することで大幅に電気代を抑えられます。
2. ガス代を抑える方法
- 自分にあったガス会社を選ぶ:電気と同様に自由にで契約できます。各会社は独自の様々な料金プランを提供しています。(参考)電気・ガス会社の選び方
- シャワーの時間を短縮する: シャワーの使用時間を1日5分減らすだけでも、1か月のガス代がかなり節約できます。湯船に浸かる代わりにシャワーだけにするのも一つの方法です。
- お湯の温度を下げる: ガス給湯器の温度設定を見直し、必要以上に高温にしないように注意しましょう。特に冬場に高温設定にしがちですが、できるだけ控えることでガスの使用量が減ります。
- 調理の工夫: 長時間の煮込み料理や無駄なガスの使用を減らすために、圧力鍋や電子レンジを活用するのがおすすめです。
3. 水道代を抑える方法
- シャワーヘッドを節水タイプに交換: 節水シャワーヘッドに交換することで、シャワーの水量を減らしながらも同じ水圧で使用できます。これにより、水道代とガス代の両方を節約できます。
- トイレの水量を調整する: トイレには「大」と「小」の切り替えがついている場合が多いので、用を足した後に適切な水量で流すよう心がけましょう。また、タンクにペットボトルを入れて水量を調整する方法もあります。
- 食器洗いはまとめて: 1回ごとに洗うより、まとめて洗うことで水の無駄遣いを防げます。さらに、洗う前に汚れを拭き取ることで、少ない水で効率的に洗い物ができます。
一人暮らしで光熱費を上手にコントロールしよう
光熱費の仕組みを理解し、上手に節約することで、月々の出費を大幅に抑えることが可能です。大学生の一人暮らしは、特に予算管理が重要ですので、電気・ガス・水道の使い方を見直すだけで、将来的に大きな節約効果が期待できます。少しずつ習慣を見直していくことで、無理なく光熱費を節約し、余ったお金を趣味や他のことに使う余裕が生まれるかもしれません。