まっちゃ

現役大学生のまっちゃです!

今回はクレジットカードの落とし穴と、正しい使い方について説明します。

※この記事は【項目別】現役大学生が教える節約術7選の関連記事です。こちらもあわせてお読みください。

便利なクレジットカード、でも落とし穴に気をつけて!

クレジットカードは現金を持ち歩かなくても済む便利な決済手段として多くの大学生に利用されています。

便利ですよね?

キャッシュバックやポイント還元といった特典を活用すれば、節約の面でも大きなメリットを得られます。

しかし、その反面、使い方を誤ると後々大きな負担となってしまうこともあります。

この記事では、クレジットカードを使う際に学生が陥りやすい落とし穴や注意すべきポイントを詳しく解説します。

この記事を書いた人は?

現在大阪大学に通っている現役2回生です。学生目線で役に立つ情報を発信しています!

学生が知っておくべきクレジットカードの注意点

1. クレジットカードは「借金」であるという認識を持つ

まず、クレジットカードを使う際に最も重要なことは、クレジットカードは借金をしているという事実をしっかり理解することです。

クレジットカードで支払う際には、その場では現金が動かないため、買い物をしてもお金が減っていないという感覚に陥りがちです。

しかし、実際にはクレジットカード会社が一時的に支払いを立て替えてくれているだけで、翌月や後日、きちんとその金額を返済しなければなりません

学生は、収入が限られているため、後から返済しなければならない金額が大きくなると、すぐに支払えなくなってしまうリスクがあります。

そのため、毎月いくら支払いをする予定なのか、今どれだけクレジットカードで使っているのかを常に把握しておくことが大切です。

2. リボ払いの仕組みに注意

クレジットカードには、支払い方法として「一括払い」「分割払い」そして「リボ払い」などがあります。

この中で特に注意が必要なのが「リボ払い」です。リボ払いとは、毎月の支払いを一定額に設定し、利用額が多くなっても月々の支払いが増えない代わりに、長期間にわたって返済を続けることになる支払い方法です。

一見すると月々の支払いが少なく見えるため、利用しやすいように感じますが、実は金利手数料が高額になることが多く、長期的には支払総額が大きく膨らむリスクがあります。例えば、10万円の商品をリボ払いで購入した場合、金利がかかるため、最終的な支払い額が15万円やそれ以上になることもあります。学生の間は特に収入が限られているため、このような高額な金利負担が積み重なると、将来的な財政的負担が大きくなる可能性があります。

リボ払いは短期的な負担を減らせる一方で、長期的な負担が大きくなるという性質を理解し、なるべく利用を控えるか、使用する際は慎重に検討する必要があります。

万が一どうしてもリボ払いをしなければならなくなったら、シミュレーションというものを利用してみることをおすすめします。

ショッピングリボ払いのシミュレーション(JCBカード)

3. 限度額を超えないように注意

クレジットカードには、それぞれ「利用限度額」が設定されています。学生が申し込めるクレジットカードの限度額は一般的に10万円~30万円程度です。限度額が低めに設定されていることで大きな借金を抱えるリスクは少なくなりますが、それでも限度額いっぱいまで使ってしまうと、返済が難しくなってしまうことがあります。

特に気をつけたいのは、複数のクレジットカードを持っている場合です。1枚のカードでは限度額を守っていても、複数のカードを合計した支払い金額が限度を超えてしまうことがあります。毎月の支出を管理する際には、全てのカードでの利用状況を把握し、返済計画をしっかりと立てることが重要です。

4. 支払い遅延による信用情報の悪影響

クレジットカードの支払いが遅れると、単に遅延損害金が発生するだけでなく、信用情報に悪影響を与える可能性があります。信用情報は、将来的にローンを組んだり、他のクレジットカードを作成する際に参照される大切な情報です。支払い遅延が続くと、「この人は返済能力に問題がある」とみなされ、将来のクレジットカードやローンの審査が通りにくくなる可能性があります。

学生のうちは大きなローンを組むことは少ないかもしれませんが、就職後に住宅ローンや自動車ローンを考える場合、過去の信用情報が大きく影響するため、支払い遅延を避けるためにも、常に返済期日に気をつけることが大切です。

5. 無駄なカード作成による管理の難しさ

クレジットカードを持つと、様々な特典やポイントが魅力的に感じられ、つい何枚も作成してしまいがちです。しかし、クレジットカードを多く持ちすぎると、その管理が非常に難しくなります。どのカードをいつ使用したのか、どのカードにどれだけの支払いがあるのかをしっかり管理していないと、無駄遣いや支払い漏れのリスクが高まります。

特に、年会費がかかるカードを複数持っている場合、使っていないのに年会費だけが引き落とされることもあります。学生時代は収入が限られているため、無駄な年会費や不要なカードの持ちすぎによる管理コストを減らすことが大切です。カードは、必要最低限の枚数に抑え、しっかりと管理できる範囲で活用しましょう。

6. インターネットショッピングでのセキュリティリスク

クレジットカードは、オンラインショッピングでも便利に使えるため、多くの学生が利用しています。しかし、オンラインでのカード使用にはセキュリティリスクも伴います。特に信頼できないサイトや不正なサイトでカード情報を入力すると、情報が漏洩し、不正利用されるリスクがあります。

不正利用の被害に遭うと、銀行口座から大きな金額が引き落とされるだけでなく、手続きや問題解決にも時間がかかることがあります。こうしたリスクを避けるために、信頼性のあるサイトでのみクレジットカードを利用することや、セキュリティ対策がしっかりしているカード会社を選ぶことが重要です。また、カード会社によっては、不正利用の際に補償がついている場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。

7. 海外旅行時の利用と為替手数料

学生がクレジットカードを利用する際、留学や旅行のために海外で使用することもあるでしょう。しかし、海外でクレジットカードを使うと、為替手数料や外国為替レートの影響を受けることが多く、思ったよりも支払い金額が高くなることがあります。特に、ATMでのキャッシングを利用すると、手数料がかかるだけでなく、利息も発生するため注意が必要です。

海外旅行の際には、クレジットカードを便利に使うことができる一方で、余計なコストを抑えるためにも、手数料やレートに注意し、現金の持ち合わせをしっかりしておくことが大切です。


まとめ

クレジットカードは学生にとって非常に便利で、節約にも役立つツールですが、使い方次第では大きなリスクを伴います。特に、リボ払いの利用や支払い遅延、限度額を超えた利用は避けるべきです。また、複数のカードを持つ場合はしっかりと管理し、セキュリティリスクにも注意を払いましょう。

学生時代は将来の財政的な基盤を築く重要な時期です。クレジットカードを上手に使い、無駄な支出を抑えつつ、健全な経済生活を送ることができるように、これらの注意点をしっかりと意識して利用していきましょう。